エヴァンはごく普通の少年だった。時折、記憶を喪失(ブラックアウト)してしまうことを除いて。
精神科の医師は彼に、治療のために毎日、日記をつけることをすすめる。
やがて時はすぎ、記憶が失われることも無くなっていった。
大学生になったエヴァンは、7歳の頃からつけていた日記を見つける。
その日記を紐解いたとき、彼の意識は日記を書いた時の中に戻り、忘れていたある出来事が蘇る。
幼馴染の少女ケイリー、エヴァンと彼女が引き裂かれることになった決定的な理由。
“君を迎えに来る”果たせなかったケイリーへの約束。
エヴァンはケイリーへの想いゆえ、ある選択をする。
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バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]
2004年アメリカの映画です。
主役のエヴァン役はアシュトン・カッチャー。
バタフライ・エフェクトとは、「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」、つまり初期条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差を生み出す、という意味でカオス理論の一つだそうです。
物語は前半、エヴァンにブラックアウトが突然訪れる様子やケイリーとケイリーの兄トミー、もう一人の友人レニーを中心としたエピソードが描かれます。
中盤からは、エヴァンが日記を頼りにやり直したい過去の時間に戻り、そこでまた悪い結果になるとやり直すを繰り返し、映画のコピーとなっている「きみを救うため、ぼくは何度でも過去に戻る。」を実践します。
とても好きな映画です。理屈では無く大好きな映画で、幾度となく繰り返し観ています。
ということでどこが良かったとかの話しは抜きで、物語の流れだけを。
(以下、ネタバレ含む)
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