2029年、機械軍との壮絶な戦いを繰り広げていた人類は、抵抗軍のリーダー、ジョン・コナーの活躍により劣勢を挽回、ついに勝利を手にしようとしていた。追い詰められた機械軍は、ジョンが存在した事実そのものを消し去るため、殺人サイボーグ、ターミネーターを1984年に送り込み、ジョンの母サラ・コナーの抹殺を図る。これを阻止するため、抵抗軍側はジョン・コナーの右腕カイル・リースが自ら志願して過去へ向う。ところが1984年に辿り着いたカイルは、いきなり新型ターミネーターT-1000に襲われる。その窮地を救ったのは、タフな女戦士サラ・コナーと敵のはずのターミネーターT-800だった。実はこの世界は、既にカイルの知る過去とは別のタイムラインを進んでいたのだった。
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原題:Terminator Genisys
製作国:アメリカ
初公開年月:2015/7/10
監督:アラン・テイラー
製作:デヴィッド・エリソン、デイナ・ゴールドバーグ
製作総指揮:ビル・カラッロ、レータ・カログリディス、パトリック・ルシエ、ミーガン・エリソン、ロバート・コート
脚本:レータ・カログリディス、パトリック・ルシエ
撮影:クレイマー・モーゲンソー
プロダクションデザイン:ニール・スピサック
衣装デザイン:スーザン・マシスン
編集:ロジャー・バートン
音楽:ローン・バルフェ
エグゼクティブ音楽プロデューサー:ハンス・ジマー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー(守護神)、ジェイソン・クラーク(ジョン・コナー)、 エミリア・クラーク(サラ・コナー)、ジェイ・コートニー(カイル・リース)、イ・ビョンホン(T-1000)、J・K・シモンズ(オブライエン刑事)、マット・スミス(スカイネット/T-5000)、ダイオ・オケニイ(ダニー・ダイソン)、コートニー・B・ヴァンス(マイルズ・ダイソン)
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SFアクションの金字塔「ターミネーター」シリーズの第5弾。シリーズの顔ともいうべきアーノルド・シュワルツェネッガーが「ターミネーター3」以来12年ぶりに復帰し、シリーズの「1」と「2」の世界観をベースに、人類の未来をめぐる時空を超えた新たな戦いが描かれていく。共演はエミリア・クラーク、ジェイソン・クラーク、ジェイ・コートニー、イ・ビョンホン、J・K・シモンズ。監督はTV「ゲーム・オブ・スローンズ」のアラン・テイラー。
★予告★
なんかよくわかんなかったなあ。って最近こんな感想が多いような気もしますが。
時間軸はどうでもよくなって、スカイネットの力もよくわからなくなって、サラとジョンの重要性もどうでも良いような気がしてきて、そもそもの原因が存在しないような気もしてきた。
じゃあそういう設定的なことはどうでも良いとして、、、
サラはヤングアダルト小説のTVドラマのヒロインみたいだし、ジョン役のジェイソン・クラークは好きなんだけど全然合ってないし、シュワも含めて皆ちっとも強くなさそうなんだもんなあ。字幕の「おじさん」もなんかピンとコネー。おじいちゃんと孫みたいな関係をもっと打ち出してもいいような気がするけど、おじいちゃんにしてはシュワルツネッガーに現役感が出てしまってたし。「ラストスタンド」位のご隠居っぽさは欲しかったかなあ。
唯一、T-1000役のイ・ビョンホンだけ動けていて、イ・ビョンホンの場面だけは見応えがあった。役はあくまでもターミネーター2のT-1000の焼き直しというか模倣でしか無くて気の毒なんだけど、身体能力の高さにビリビリきた。しっかり動けると編集や演出に依存しないで済むからこういう作品の中でもイ・ビョンホンの場面になると俄然締まる。あれで前半は持ちこたえたと思う。
だもんで後半はもうさあ…
これはどういう見方をすれば正解なんだろう。
過去作に引きずられると設定が気になり、過去作を無視しようとすると話がさっぱりわからないのではないかと思うし、過去作を気にしないようにするには何しろシュワルツネッガーというノイズが大き過ぎる!
難題だわー。
シリーズものもパート5ともなるとそれなりにハードルが高くなるのが当然といえば当然なのですが、SF設定の話はさらに厳しいよね。制作費もかかるし。だったらホラー映画っすよ。そろそろホラー映画祭が到来するべき!!