1945年、第二次世界大戦末期の東部戦線。スターリンの命を受けたロシア軍の偵察部隊がカメラを携えた記録係を伴い、ドイツの占領地域へと向かう。やがて一行は、謎の大虐殺が行われた現場に遭遇、さらにその建物の地下で不気味な研究施設を発見する。なんとそこは、禁断の実験に取り憑かれたナチスのヴィクター・フランケンシュタイン博士が死体と機械の合体に心血を注ぐ狂気の“武器人間”製造工場だった。
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原題:Frankenstein's Army
製作国:オランダ/アメリカ
初公開年月:2013年11月
監督:リチャード・ラーフォースト
製作:ダニエル・クーフート、ニック・ヨンゲリウス、グレッグ・ニューマン、トッド・ブラウン
製作総指揮:マリク・B・アリ、ベイディー・アリ、ハムザ・アリ、ネイト・ボロティン、ニック・スパイサー、アラム・ターツァキアン
原案:リチャード・ラーフォースト、ミゲル・テハダ=フロレス
脚本:クリス・W・ミッチェル、ミゲル・テハダ=フロレス
撮影:バート・ベークマン
クリーチャーデザイン:リチャード・ラーフォースト
出演:カレル・ローデン(ヴィクター・フランケンシュタイン)、ジョシュア・ザッセ(セルゲイ)、ルーク・ニューベリー(サシャ)、ロバート・グウィリム(ノビコフ)、アレクサンダー・マーキュリー(ディミトリ)、ホン・ピン・タン(イヴァン)、マーク・スティーヴンソン(アレクセイ)、アンドレイ・ザヤッツ(ヴァシリ)
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フランケンシュタイン博士の研究を引き継ぐナチスのマッドサイエンティストが、死体に様々な機械を合体させた不死身の兵士を大量生産してロシア軍を相手に大暴れするさまをPOVスタイルで描き出したアクション・ホラー。
主演は「ヘルボーイ」のカレル・ローデン。監督はオランダを代表するCMディレクターの一人で、本作が長編デビューとなる期待の新鋭、リチャード・ラーフォースト。
★予告★
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登場時の衝撃はたまらんです。それまでPOVのグラグラ映像でダラダラと退屈なんだけど、すべてがふっ飛びます。
武器人間達が怖くて怖くて超楽しいんですよっっ!あっちからもこっちからも武器人間がやってきて追い詰められる場面のおっそろしさったら!久しぶりに本当に怖い相手に出会うことが出来ました。
でも所詮フランケンシュタイン博士の手作りだもんだからたいして強くも無い。ロシア軍の武器もたいしたことないからどっちもどっちで、その全てのチープさがむしろおそろしくて、懐かしい怪奇映画の赴きもあっていいんです。
あのクリーチャーデザインセンスはマジで素晴らしい。よくもまあこんなので映画作ったもんだわと呆れつつも心底感心します。
ちなみに、わたしは映画の作り物の内臓系のグロは、そこに至る心理的な生々しいキツさが無ければ鈍いので、この映画も大丈夫ですが、たぶん結構グロいので要注意かも。