若くてハンサムな敏腕弁護士“カウンセラー”。美しい恋人ローラとの結婚を決意した彼は、ふとした出来心から闇のビジネスに手を出してしまう。派手な暮らしをする実業家のライナーから裏社会を渡り歩く仲買人ウェストリーを紹介され、メキシコの麻薬カルテルとの大きな取引に一枚噛むことに。ウェストリーからは危険な相手だと脅されたものの、自分は大丈夫とタカを括っていたカウンセラーだったが…。
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原題:The Counselor
製作国:アメリカ
初公開年月:2013年11月
監督:リドリー・スコット
製作:リドリー・スコット、ニック・ウェクスラー、スティーヴ・シュワルツ、ポーラ・メイ・シュワルツ
製作総指揮:コーマック・マッカーシー、マーク・ハッファム、マイケル・シェイファー、マイケル・コスティガン
脚本:コーマック・マッカーシー
撮影:ダリウス・ウォルスキー
プロダクションデザイン:アーサー・マックス
衣装デザイン:ジャンティ・イェーツ
編集:ピエトロ・スカリア
音楽:ダニエル・ペンバートン
出演:マイケル・ファスベンダー(カウンセラー)、ペネロペ・クルス(ローラ)、キャメロン・ディアス(マルキナ)、ハビエル・バルデム(ライナー)、ブラッド・ピット(ウェストリー)
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「ノーカントリー」「ザ・ロード」の原作者でもあり、本作で初の映画脚本に挑戦したピュリッツアー賞作家コーマック・マッカーシーと巨匠リドリー・スコット監督の夢のコラボで贈るクライム・サスペンス。
自らの才能を過信するやり手弁護士が、やがて麻薬取引を巡る危険な罠に呑み込まれていくさまを豪華キャストの競演で描き出す。
★予告★
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豪華キャストでロマンチック・クライム・サスペンス風の予告ですが、監督はリドリー・スコットだし、脚本はコーマック・マッカーシー。そんなに取っ付き易い映画になるはずもなく。わたしが観に行ったときは席は8割ほど埋まっていましたが、エンドロールが流れた途端に席を立つ人多数。つまらなかったというか若干ムカついてるようでもありました。わたしはすごく面白かったんですけども。。
いちいち状況や背景を説明してくれる親切な作りでは無いので、一見わかりにくいように思える映画ですが、大筋のストーリーは難しくないと思います。
主人公の弁護士(カウンセラー)が愛する女性にプロポーズするためにダイヤの指輪を購入し、そんなわけでお金も欲しいしコネもあるしで闇社会のビジネスに手を出したところ、麻薬カルテルから麻薬強奪の疑いをかけられて命を狙われ、主人公に関わった人間が殺される、という話。
麻薬カルテルとカウンセラーのバトルは無く、麻薬強奪の真犯人は吊し上げられることも無いので、雰囲気で観ていると何が何やらわからなくなるのかな。
悪いことするビジネスに加わることに決めたときから、いくら表の社会的立場がまともでも、その世界で雑魚ならば雑魚として扱われる。
「だって本当に麻薬強奪なんて知らないのに!」って言ったって、映画でも主人公とその仲間は助かってチョイ役がコロッと殺されるなんて良くあることで、観客は「可哀想だけど悪いことしてたから殺される役なんだな」と思う。この映画ではロクに抵抗も出来ずに殺される役割が豪華キャスト。殺しも死体も、底辺メキシコ人のブラックジョークのネタのひとつとして扱われる。その程度の価値。
自分を甘く見積もりがちな人が痛い目に遭うのだから、溜飲が下がるとも言える。
豪華キャストの面々は全員良かったです。特にキャメロン・ディアスの凶悪さは良かった。こういう完全な悪役も良いですね。
チーター柄のタトゥー怖い
ハビエル・バルデムの髪型は今回もちょっと変
もう一回観たい。おもしろかった。
Hola!