アイアンマンこと“戦う実業家”トニー・スタークは、将来出現するかも知れない新たな脅威から地球を守るために、人工知能“ウルトロン”による平和維持システムを開発する。しかしウルトロンが平和を維持するために導き出した答えは、その障害となっている人類を排除するというものだった。仮の肉体を得て暴走を始めたウルトロンを阻止すべく再び集結したアベンジャーズ。そんな彼らの前に、人の心を自在に操るワンダと超高速で動く肉体を持つピエトロの超人姉弟が立ちはだかる。
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原題:Avengers: Age of Ultron
製作国:アメリカ
初公開年月:2015/7/4
監督:ジョス・ウェドン
製作:ケヴィン・ファイギ
製作総指揮:ルイス・デスポジート、アラン・ファイン、ヴィクトリア・アロンソ、ジェレミー・レイチャム、パトリシア・ウィッチャー、ジョン・ファヴロー、スタン・リー
脚本:ジョス・ウェドン
撮影:ベン・デイヴィス
視覚効果監修:クリストファー・タウンゼント
プロダクションデザイン:チャールズ・ウッド
衣装デザイン:アレクサンドラ・バーン
編集:ジェフリー・フォード、リサ・ラセック
音楽:ブライアン・タイラー
出演:ロバート・ダウニー・Jr(トニー・スターク=アイアンマン)、クリス・ヘムズワース(ソー)、マーク・ラファロ(ブルース・バナー=ハルク)、クリス・エヴァンス(スティーブ・ロジャース=キャプテン・アメリカ)、スカーレット・ヨハンソン(ナターシャ・ロマノフ=ブラック・ウィドウ)、ジェレミー・レナー(クリント・バートン=ホークアイ)、ドン・チードル(ジェームズ・“ローディ”・ローズ=ウォーマシン)、アーロン・テイラー=ジョンソン(ピエトロ・マキシモフ=クイックシルバー)、エリザベス・オルセン(ワンダ・マキシモフ=スカーレット・ウィッチ)、ポール・ベタニー(J.A.R.V.I.S.(ジャービス)/ヴィジョン)、コビー・スマルダーズ(マリア・ヒル)、アンソニー・マッキー(サム・ウィルソン=ファルコン)、ヘイリー・アトウェル(ペギー・カーター)、イドリス・エルバ(ヘイムダル)、ステラン・スカルスガルド(エリック・セルヴィグ)、ジェームズ・スペイダー(ウルトロン)、サミュエル・L・ジャクソン(ニック・フューリー)、リンダ・カーデリーニ(ローラ・バートン)、キム・スヒョン(ヘレン・チョ)、トーマス・クレッチマン(バロン・フォン・ストラッカー)、アンディ・サーキス(ユリシーズ・クロウ)
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アイアンマンやハルク、キャプテン・アメリカはじめマーベル・コミックが誇るスーパー・ヒーローたちによって結成されたドリーム・チーム“アベンジャーズ”の活躍を描く空前のメガヒット・アクション超大作の第2弾。
★予告★
「アベンジャーズ」の第2弾が公開されたらそりゃあ観に行くし観たら楽しいですよ。楽しいですよ!
なんだけど…
ちなみにわたしは関連映画作品も網羅しておらず、コミックも未読、そもそもマーベルヒーローファンというわけでもなく、動機といえば話題作だから、巨体が戦う映画を大画面で満喫したいという程度。あ、アイアンマンは好きです。
地球を守るために!とかでトニー・スタークが勝手に作ったウルトロンが、人類を滅亡させようと動き出してしまい、それをアベンジャーズが阻止するって話なので、ようはアベンジャーズの失態の話ですが、わたしの場合、そんなストーリーについて、あれこれ考えるレベルにも至りませんでした。なんかウルトロンの理屈は「トゥモローランド」のニックスの言い分と似ているような気がするなー、こういう問題意識がハリウッドでは流行りなのかなー、そういえば最近はAIモノも多いなー。ぐらい。
おおまかな話の流れやメインキャラクターはだいたいわかります。しかしさすがに登場人物(人物以外も)やエピソードが多すぎて。。
浅い楽しみ方をしている者としては、人間の活躍は正直どうでもいいのです。この場合の人間とは厳密には人間では無い者も含みますが、人間サイズから1mmも変わらない外見を持つ者のことでして、ようはホークアイ、ブラック・ウィドウ、スカーレット・ウィッチ、クイックシルバー達のことです。ソーとキャプテンも人間サイズではありますが、飛ぶことが出来て(落ちるのではなくて“飛ぶ”です)、極端にマッチョで極端な能力があり、怪力であるならばOK!というワタクシ基準。瞬間移動のような高速移動やテレキネスは、あくまでも超能力という別ジャンルなのです。超能力モノは超能力モノとして大好物なのですが、こういうのじゃなくって!!
こういう価値観の人間にとって今回のホークアイの家族愛や、ブラック・ウィドウとハルクの恋愛や、スカーレット・ウィッチとクイックシルバーの活躍などといったものまでが全て一回の作品の中に盛り込まれてしまうと、その分わたしが喜ぶ要素が減るわけです。サイドストーリーって感じでも無いしー。
おまけにウルトロンやビジョンなども登場するもんだから、一人一人というか一体一体の見せ場とか誰かと誰かの連携とかそこに至る一応の流れなどがあるわけで、さらにペッパーは会社が忙しいとかロキがどうしたとか登場していない人物のことまで話題になるもんだから、もう何が何やら…。さすがに色々と多すぎて、個々の登場人物やエピソードに思い入れが持てなかったなあ。
と、若干不満めいた書き方になってしまいましたが、やっぱり楽しいですよ。スカヨハのアクションも今回はだいぶ自然に見えて良かったです。
そもそもアベンジャーズだけ観て各ヒーローを理解しようとか都合の良いこと思ってたわたしの姿勢が図々しいのです。もうちっと勉強しよっと。
次回以降は最後のあのメンバーがメインになっていくってことなのかなあ。う~ん、大丈夫でしょうか。。まあ関連作品で補強されるとは思いますが。でもロバート・ダウニー・Jrのアイアンマンのように、広く届くキャラクターはそうそう生まれないだろうしなあ。。
そしてこの記事を書くために出演者を眺めていて、ウルトロンってジェームズ・スペイダーだったんだー!と初めて気付く。さすがに地の顔が一回も出てこないとわからん。声としゃべり方は確かにとても良い感じでしたが、意外な人選。なんでだ?